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レゲエの“モンスター・リディム”「スレンテン」は日本人女性が生み出したという話

これは本当に知らなかった。

レゲエの有名リズム「スレンテン」はカシオの奥田広子さんという日本人の作ったプリセットを元に作られているということ。

その前に、レゲエの世界の独特な仕組みを上野も100%わかっている訳ではないが、説明した方がよいように思う。

レゲエは上野が思うに現代音楽、ダンスミュージックの中で最もガラパゴスな文化をもっている音楽だと思う。

ざっくり、超ざっくり言うとレゲエはヒップホップで言うところのボーカルとトラックに独立してヒット曲が存在するのです。

言葉ではすごくわかりにくいので図で書きました。

これで歌とトラックが独立しているということがおわかりいただけただろうか?

この方式の何が便利かって、容易にライブに飛び入り参加できるのです。

普通AというアーティストがライブをしていたらA用のオケしか用意しているはずもなく、BというアーティストがやってきてもB用のオケはありません。

しかしこの方式だと、Aが例えばスレンテンを持ってきていれば、Bはスレンテンにさえ乗せれば対応できてしまう訳です。

たぶんジャマイカの屋台のようなライブ会場の文化がこの方式を生んだのではないかと勝手に推測しています。

あと今回の話とは関係ないですがレゲエでは今だに(と言っても最近は配信も増えてきているみたいだが)アナログのしかもドーナツ盤で音楽を流通させたりと非常に独自の文化をもっているジャンルである。

としたり顔で解説しましたが間違っていたらごめんなさい。

 

で、このカシオ「MT-40」のプリセットを聞いてみると確かにスレンテンである。

しかもすごいのはこの奥田広子さんは適当にこのパターンを作った訳ではなく、これを作った当時本当にレゲエが好きだったとおっしゃられている点が非常に面白いですね。

つまりレゲエを聞いて、奥田広子さんの中で咀嚼してこのパターンが生まれ、それがもう一度ジャマイカに帰ると。

ジャマイカ側からみると逆輸入の構造でしょうか?

上野はこのMT-40もそうですが、テクニクスのSL-1200のターンテーブルとか、AKAIのMPCとか、世界の音楽カルチャーになくてはならないハードウエアの歴史にちょいちょい出てくるこの「日本製」というラベルが非常に嬉しいなあと思うのと共に、使いこなしているのはいつも外国人だなとも思うのでした。

今日は長くなりましてすみません。

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